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非エンジニアの労務3人が挑んだ「1日集中DX」

バックオフィスの常識をAIで塗り替えた舞台裏

今回ご紹介するのは、専門的なプログラミング経験を持たない3名の受講者が、「未来ドリル」を通じて、組織の土台を支える「労務管理」の現場で成し遂げた業務改善の記録です。


現場の課題:属人化とルーティンワークの限界


多くの企業が抱える悩みですが、今回のチームが所属する現場でも、以下のような課題が山積みとなっていました。


  • 「あの人に聞かないとわからない」という属人化:担当者の異動や不在がそのまま業務の停滞に直結していました。


  • 定型・非生産的作業の増大:年末調整や社内からの問い合わせ対応に追われ、本来取り組むべき戦略的な業務に時間が割けない状態でした。


  • アナログ作業の限界:手作業でのチェックが多く、ミスが許されない緊張感の中、リソース不足が常態化していました。


「もっと未来への挑戦時間を創りたい」──そんな強い思いから、3人の挑戦が始まりました。



解決策:AIを開発パートナーにした『1日集中DX』


驚くべきは、その解決スピードです。 彼女たちはAI(Geminiなど)を「単なるチャットツール」ではなく、一緒にシステムを組み上げる「開発パートナー」として活用しました。


  • 開発コストはゼロ:無料のAPIや既存ツールを駆使し、外部コストをかけずに構築。


  • わずか1日で完結:非エンジニアでありながら、AIにコードを生成させることで、企画から実装までをたった1日で完遂。



成果:3つのプロダクトを完成


この1日集中DXで、3名は労務の現場を救う3つのシステムを完成させました 。


① 24時間即答!「年末調整サポートBot」




毎年、全社員から殺到する年末調整の質問。

まずは、これらの質問にAIが自動で回答できる仕組みを構築しました。


  • 精度の保証:社内マニュアルやFAQに情報源を限定することで、AIの嘘(ハルシネーション)を排除しました 。


  • 成果:即時回答と根拠の明示により、労務担当者と従業員双方の負荷を大幅に軽減。全社で年間十数時間の削減を実現しました。



② 法令改正も見逃さない「最低賃金チェックシステム」


地域別で毎年変わっていく最低賃金の改定を、自動で管理する仕組みです。



  • 自動化の仕組み:厚生労働省の最新情報をAIが自動で取得し、社内の賃金データと照合します。

  • 成果:複雑な計算や抵触チェックをワンクリックで実行。ミスを防ぐだけでなく、作業時間を数分に短縮しました。



③ 情報収集をゼロ秒に「AIトレンド自動配信」

日進月歩のAI技術を、社内のだれもがキャッチアップできるための情報配信も自動化しました。


  • 最新情報の要約:AIが毎週、最新の活用事例を検索・要約してSlackに届けます。


  • 関心の可視化:スタンプによるリアクション機能を備え、社内で今何が注目されているかをデータ化する基盤も構築しました。



未来への展望:自走する組織の実現へ


今回のプロジェクトを通じて、チームは「AIを使いこなせば、非エンジニアでも現場を自分たちで変えられる」という自信を手にしました。


3名の目標は、「全社員が業務改善スキルを獲得し、創出した時間をより生産的で戦略的な業務へ集中させること」とのことです。

今回の未来ドリルもまた「個の進化」が組織を大きく変容させる可能性を証明してくれました。


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